老化の原因について!対策しよう
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遺伝子、酸化、糖化、ホルモンなどが複雑に影響
そもそも老化とは、細胞ひとつひとつの機能が低下し、同時に体のさまざまな部分の機能も低下してしまうことです。例えば老化によるシワやたるみは、細胞機能の低下に伴う、角質層の機能や脂分の分泌機能の低下が原因のひとつです。
老化の原因はさまざまですが、今日でも日々新たな原因の発見や解明がなされています。ここでは、現時点でわかっていきている「老化の原因」。
活性酸素によるサビつき(酸化)
老化の原因の中でも、直接的に影響していると言われるのが活性酸素です。
活性酸素は、体内に侵入したウイルスや細菌を退治する役割を持ちます。
しかし、ストレスや年齢によって、活性酸素を消去する酵素などの働きも弱まることにより、体内で必要以上に増えると、健康な細胞まで酸化させ、老化が進みます。
酸化とは“サビる”ということ。
細胞膜の脂質が変化したり、遺伝子が傷ついたりした結果、細胞の変異や死滅によって、白髪や肌のシミ・シワ、メタボリック症候群、物忘れ、動脈硬化やガンなどの老化現象や病気が起きるとされています。
この活性酸素をいかに抑えるかが、アンチエイジングにもつながります。
酸化とともに予防すべきこげつき(糖化)
老化を早めるとされる悪玉物質に、AGE(終末糖化産物)があります。
これは、体内の血糖値が急速に高くなるとつくられるものです。
AGEは、体内のタンパク質にくっつき変性させ、動脈硬化や認知症、がんなど、さまざまな病気を引き起こすかもしれない、といわれています。
またコラーゲンを攻撃し、肌の弾力や張力を衰えさせてしまいます。AGEは高血糖によって体内でつくられるだけではなく、身近な食べ物にも潜んでいます。トーストや焼きおにぎり、おこげなどの褐色の焦げ色がそれです。
しかし、それらのAGEは微量なため、過剰に意識する必要はありません。気になる方は、揚げ物や炒め物よりは、蒸し物や煮物を選んだり、揚げ物にはレモンをかけるなど、AGEを取り込まない工夫をしてみましょう。
遺伝子の変化
老化のスピードには個人差がありますが、その差に関係するもののひとつに、長寿遺伝子があります。
この長寿遺伝子は、老化のスピードをコントロールする遺伝子といわれ、人間であれば10番目の染色体に存在し、細胞の損傷やエネルギー生産のときに働く酵素です。
若々しく見える人は、この長寿遺伝子が活発に働いています。
この遺伝子は、決して特別なものではありません。
努力次第で働きを活発にさせることができます。